頭部に付く筋肉と自律神経の緊張の関係とケア

こんにちは

小顔の美容塾の山口さゆりです。

 

いつもご覧いただきまして

ありがとうございます。

 

この動画では

頭蓋骨に付いている筋肉の緊張と

自律神経の関係について

お話したいと思います。

 

人間が動物の中で

今ほど強くなかった大昔、

正体の分からない生き物が

自分の近くに現れることは

即、命の危険でした。

 

現代でも大昔の名残があり

 

特に闇の中で、

 

正体不明の生き物の

気配を感じると、

 

人は焦り、

不安と恐怖に包まれ、

瞬時に

身体中の毛細血管が

閉じて体温が下がります。

 

太い血管では血液が

逆流するかと思うほど

激しく駆け巡り

ドックンドックン

波打ちます。         

 

暗い中では見えない敵を探して

瞳孔が開き

瞬きもできず、

 

目は見開かれたままになります。

 

臭いから敵の正体を

一瞬でも早く探るために

 

小鼻は思いっきり広がり

呼吸は早く浅くなります。

 

耳は周りの音から

敵の動きを察知して、

 

戦うか逃げるか、

どうするかと

意識を集中させます。

 

目、鼻、耳の周りの、

頭蓋骨に付く

筋肉の緊張のおかげで

 

自身に襲い掛かる

物理的な危険に反応し

 

私たちの先祖は

生き抜いてきたのです。

 

ですが、現代の私たちは

正体不明の危険に

さらされることなんて

まずありません。

 

けれど、物理的な危険はなくとも

精神的危機は

今も身近なことです。

 

正体不明のものに反応する緊張と同じく

精神的な危機でも

頭蓋骨に付く筋肉は緊張するのです。

 

例えば

誰からも必要とされない

不安、孤独感

 

自分の能力の足りなさに感じる

劣等感と嫉妬。

 

一人ぼっちで取り残された焦り。

 

思うように気持ちが伝わらない

苛立ち、疎外感。

 

無理難題を強いられて追い込まれる

極限状態

 

このような気持ちでいると

大昔の私たちの祖先が

 

暗闇の中で味わった

物理的な恐怖への反応と同様に

 

頭蓋骨に付く筋肉と自律神経は

物理的、精神的な状態にかかわらず

 

太古の時代から

危機的な状況に

緊張するようにできているのです。

 

今回は

この不安、孤独、焦りからくる

頭蓋骨に付く目、鼻、耳の筋肉と

自律神経の緊張を改善する

セルフケアをご紹介いたします。

 

どこでも、いつでも

立っている時にすぐにできます。

 

立ち留まった時、

信号待ちや

エレベーター、

電車の待ち時間になさってください。

 

足のひざに力を入れて

ひざをまっすぐにして立つ。

 

これだけです。

 

ふだん、意外と皆様

膝をきちんと伸ばせていないことに

お気付きでしたか?

 

不安、孤独、焦りを感じている時は

頭部は前につき出て、

視線は下向きになり

呼吸は浅く早くなっています。

 

背骨は丸く猫背になり、

足腰は歪んだまま

ムダに力が

入りっぱなしになっています。

 

けれど、

ひざに力を入れ、

足をまっすぐにして立つだけで

 

身体のあらゆるパーツが

解剖学的な正位置

人体として正しい位置に整います。

 

まず、

この立ち方で骨盤の歪みが改善されます。

 

骨盤の歪みがなくなると

背中が伸びて猫背が解消され

浅い呼吸がゆったり深くなります。

 

背骨が伸びると

頭蓋骨の歪みが改善され

目、鼻、耳の周りの筋肉の

ムダな緊張もゆるみ

 

自律神経は

バランスの良い状態になります。

 

頭部、顔がまっすぐ前に向いて

下向きだった視線が

前を見るようになると

目、鼻、耳も余計な力が取れ、

本来のあるべき状態に戻ります。

 

膝に力を入れ

足をまっすぐにして

解剖学的に正しい立たち方をすると

 

脳が、

「危機的状況は終わった。

リラックスタイムが来た」

と判断して

自律神経の緊張を

ゆるめる指示を出すのです。

 

不安、孤独、焦りという

精神的な危機に対して

対応する方法を

考えるゆとりが生まれ

危機感を意識して

解消できるようになります。

 

今回は

頭蓋骨の筋肉と自律神経の緊張の

ケアについてお話しいたしました。

 

今日もご覧いただきまして

ありがとうございました。

 

 

 

 

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